豊かになった分社会システムが複雑化し、人が受けるストレスも多様化しています。私の周りでも、精神的なストレスが原因で様々な病気に悩まされている人がいます。知人の奥さんは顔面神経痛になりました。主人の会社の同僚は耳鳴りがひどく、あともう少しで聴力を失くす手前までいきました。どちらもストレスが原因なのだそうです。
ストレスから発症したうつ病で、仕事に出ることができない人は相当数います。とある実験で魚を週に二回以上食べる人と食べない人とではうつ病を発症する確率に差が出たという研究結果があるのだそうです。しかし、食べていない人は0.63倍確率が上がるという結果なのだそうです。正直、この記事を見た時たったのこれだけの数値かと思いました。もっと格段に確立に差があるのかと思っていたからです。そのため、実際にうつ病を発症した患者に魚をたくさん摂取させても病状の改善に効果は見られなかったようです。しかしながら、自殺未遂のリスクはかなり大きい数字で減ったのだそうです。こういった雑学知識は家族の食事にも反映して取りいれることができるので、いい勉強になりました。ふと不思議に思ったのは、外国では肉食中心の食生活だと言われています。実際に魚をどのぐらいのペースで食べるのか知らないのですが、うつ病患者の発症数はどのぐらいのものなのでしょうか。食べ物がどれだけ心に影響を与えるのか、今後も調べてみたいと思いました。個人的には環境の問題が一番だと思いますが。しかし、近代化が進み食卓に並ぶものが変化したことが、ストレスに弱い心を作ってしまった原因である可能性は無きにしもあらずだと感じます。